製造工程
- 麦芽粉砕
- 仕込み(麦芽と水を混合し、昇温しながら糖化液を作成)
- 煮沸(糖化液を濾過した後にホップを添加し煮沸する。これにより苦みが形成される)
- 主発酵(麦汁を冷却し、酵母を添加して発酵を行う。下面発酵は10℃で1週間、上面発酵は20℃で4日ほど発酵。)
- 後発酵(主発酵が終了したら、別のタンクに移し替えて、0℃で1カ月ほど後発酵を行う。これにより、香味が安定しガスが付与される)
- ビン詰め、樽詰め(酵母を除去するために濾過を行い、無菌充填を行う)
- 出荷
歴史や説明
平成6年にビール製造に関する免許が緩和され、それまでは年間2000kL以上製造しなければならなかったが、60kLまで引き下げられた。これにより、大手メーカーの独占市場であったビール産業に容易に参入できるようになった。秋田県では、平成9年に株式会社わらび座田沢湖ビールが秋田県第1号の地ビールメーカーとして産声を上げ、その後、株式会社あくら、株式会社トーストが次々とビール製造を開始した。2017年には、株式会社羽後麦酒、2018年にBREWCCOLYが参入し、現在秋田県に5か所のビール製造所がある。秋田県では、オリジナルビールの製造が盛んで、秋田の桜の花から分離された「秋田美桜酵母」を使用したビールや、地元のホップを使用したビールが製造されている。さらに、白神ねぎやハマナスの花を使用したビールも製造され人気を博している。