概要

所在地

〒014-0315 秋田県仙北市角館町下新町27

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アクセス方法 〒014-0315 秋田県仙北市角館町下新町27
見学可能時間 要相談
連絡先 TEL:0187-53-2008
FAX:0120-980-080
E-mail:info@andojyozo.co.jp
予約の要否 要 直接電話にてご相談ください

歴史

当家は享保の昔から地主として角館に住み、小作米としてはいってくる米の一部を原料として味噌を醸造し、あわせて醤油も造るようになりました。 当初、醸造技術の取得、伝承には並々ならぬ努力を重ねたものらしく、時には遠く常陸(現在の茨城県)まで出向いて研究し、品種の改良に努めたようです。 今、店頭にかかげている「常陸傳、生醤油(ひたちでん、きしょうゆ)」の木製の看板はその当時の名残をとどめるものであります。 安政2年、江戸湯島の大城屋から「東講商人鑑(あずまこうしょうにんかがみ)」(角館図書館蔵)が発刊され、これに北海道から九州まで全国三千余軒の有名店が紹介されておりますが、その中に羽後角館丸上安藤屋重助の広告記事を見ることができます。

製造方法や取扱商品の特徴

安藤醸造商品の多くは“天然醸造”を特徴としています。 機械任せにせず、熟練した『杜氏(製造責任者)』が、品質を管理しています。 一人の杜氏が、味噌・醤油・漬け物それぞれを責任持って、愛情いっぱいに管理しています。それは、一桶一桶異なる発酵状態にある商品を、自らの目や鼻、あるいは舌を使ってみています。 一人の杜氏が見ることが出来る量には限界があります。 それが結果として、たくさん作ることが難しくなる背景にあります。 大量生産を実現する事が、お安くすることへの最短距離です。そのために必要な、可能な限りの合理化や機械化は安藤醸造も進めています。が、“天然醸造”が安藤醸造の一番の特徴である以上、この良さを捨てる事は出来ません。 安藤醸造商品の特徴は、大量生産とは相反するものなのです。手作業が多い商品ゆえ、大量生産を目指せばそれだけ人手が必要であり、結果的に製造するための必要経費が上がることにもなります。大量生産を目指せば、品質の維持が難しくなる。 そして、安藤醸造商品の特徴が消えてしまう。また、製造するために係る人も必要になり、多くのメリットが見込めない…そんな商品が、安藤醸造の商品です。

【取扱商品】
家伝つぶ味噌、家伝醤油(再仕込み醤油)、しろだし(いわなのしょっつるを使用しただし醤油)、あまざけ、漬物類、米、きりたんぽ

訪問時の見どころ

明治時代に建設された煉瓦作りの蔵座敷が一般開放されております。時期によっては、ひな人形や、五月人形の展示をしております。