創業大正６年（１９１７年）。創業者の柿﨑宗光は、「天の戸は静かに明けて神路山　杉の青葉に日影さすみゆ」という古歌から、酒名を〈天の戸〉としました。〈天の戸〉とは天照大神の逸話で知られる「天の岩戸」のこと。ラベルなどに勾玉 （まがたま）があしらわれる由縁ともなっています。

当蔵は、秋田県南部の横手盆地のまん中に位置し昔から豊富な湧水と良質なお米がとれる、酒造りに恵まれた環境にあります。日本酒を造るなかで重要な原料である酒米は、「酒は田んぼから生れる」をモットーに全量蔵から半径5キロ以内の田んぼで昭和６３年（１９８８年）に発足したＪＡ秋田ふるさと平鹿町酒米研究会の方々が丹精込めた特別栽培米を使用しております。

２０１１年（平成２２酒造年度）より全量純米酒仕込みとしています。