概要

所在地

秋田県横手市大沢字西野67-2

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アクセス方法 道路:秋田自動車道 横手I.C. (4km )駐車場あり/最寄駅:JR奥羽本線 横手駅
見学可能時間 要相談
連絡先 電話:0182-32-0126
予約の要否 要相談

歴史

「阿櫻酒造」は秋田県でも最も雪が深く、小正月行事「かまくら」で有名な横手市にあります。1918年、前田助右衛門氏が酒蔵「白ら菊本舗」を引き受け、阿櫻酒造株式会社を設立したのがはじまりです。社名の阿櫻は横手城の別名「阿櫻城」に由来しているとのこと。爾来、平成の市町村合併以前の旧横手市在唯一の酒蔵として、今日まで続いています。(写真:横手川から眺める冬季の阿櫻酒造 阿櫻酒造提供)

製造方法や取扱商品の特徴

阿櫻酒造には昭和43年から杜氏を務める伝説の「山内杜氏」照井俊男氏が現役で活躍されています。曾て、平鹿郡山内村(現横手市)からは農閑期の冬は酒蔵に出稼ぎに行く農民が多く、山内村からは数多くの蔵人や杜氏が誕生しています。 阿櫻酒造は経営が替わっても、造りの方針は長年山内杜氏が培った『秋田らしさにこだわってコクと香りの調和したまろやかな酒質』(美酒王国秋田)を目指し、米の味を感じながらもキレの良い(後味が良い)食中酒を目標に生産しています。(写真:阿櫻酒造・稲上営業部長)

酒米は地元秋田県、大潟村の契約農家が栽培した「秋田酒こまち」「美郷錦」「吟の精」「亀の尾」等を使う他、岡山県からは、酒米「雄町」、食用米「朝日米」を精米後、取り寄せています。奥羽山脈の清冽な雪解け水を仕込み水として醸すお酒の60%は特別純米酒で純米酒にシフトしていると同時に、全体の85%が吟醸酒となっています。
又、新しい方向としては12度の低アルコール原酒や上槽後二次発酵させた16度台のスパークリング酒を開発しました。(写真:出番を待つ精米機)

販売面では阿櫻会を作り、SNSで「ものづくりの発信」を行い、直接消費者の声が聴ける百貨店の催し物や、最近では大阪アベノハルカスの行事にも参加し、販促の効果を上げています。 販売ルートは直接販売元に卸す限定ルートの直販が60%を占め、残りが一般ルートとなっています。
阿櫻の酒蔵見学は通年で事前予約を受け入れており、直売所でお気に入りのお酒を購入することが出来ます。是非「雪のふる里横手市の酒蔵」を訪れてみて下さい。

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