１６８８年創業の秋田県五城目町の酒蔵「福禄寿」のメーカーズショップ。「酒と文化と風土を醸す」をテーマに、町内外の方々との交流、発酵文化の発信拠点として２０１８年５月にオープンしました。福禄寿酒造の駐車場横にある洒落た２階建てのHIKOBÉは一部吹き抜けで、お酒と地元の文化に親しめる独特の空間を演出しています。

　店舗では福禄寿酒造の醸す清酒やHIKOBÉ限定のオリジナル清酒の販売をメインとしいて、五城目町特産のきいちごジャム、地元の木工作家さんによる秋田杉のコースターや組木のコースターなどの工芸品、オリジナルグッズの販売も行っています。また観光客の方や地元の方がくつろげるようなカフェスペースを併設しており、日本酒の飲みくらべや、オリジナルブレンドコーヒー、酒粕をつかった季節のドリンクやデザートなどが楽しめます。毎週火曜日は「酒粕ランチ」も提供しています。店内で使用する食器やコースターなどは五城目町の工芸品を使用しています。
　福禄寿酒造の酒づくりでは、酒米の約８割が五城目産。発足から１０年を迎えた「五城目町酒米研究会」所属の農家さんの作る、「あきた酒こまち」「美山錦」「吟の精」「美郷錦」等を使用し、五城目町にこだわった酒造り、店づくりを目指しています。

　創業３３３年を迎えた福禄寿酒造。約３００年前に建てられた酒蔵は国の登録有形文化財に登録されており、江戸時代から続く酒造りの様子を感じることができます。また五城目町には５００年続く「ごじょうめ朝市」があり、春は山菜、秋はきのこなど一年を通して四季折々の食材が店先に並び目を楽しませてくれます。
　福禄寿酒造、HIKOBÉには県内外だけでなく海外からのお客様も多くお越しいただきます。日本酒を入り口にして、五城目町の風土や文化も併せて楽しんでいただきたいです。